硫黄岳(八ヶ岳)
硫黄岳の魅力
硫黄岳(2,760m)は南八ヶ岳に入りますが、八ヶ岳全体の中の位置としてはほぼ中央に位置します。
硫黄岳はどこから見ても比較的なだらかな山容です。実際、夏沢峠から登るとゆったりした山容でハイマツの緑の山肌でとても優しい感じです。横岳や赤岳などからもやはりゆったりと見えます。
ただ、赤岩の頭から見ると意外に尖って見えて硫黄岳らしくない感じさえします。
山頂はだだっ広く、横岳~赤岳へと続く稜線、阿弥陀岳などをいつまでもボッと見ていたいという雰囲気です。一方で、山頂の端には爆裂火口があり、のぞき込むとずっと下まで火口跡が続いているのが見られます。
このゆったりした山容と荒々しさ、この二つの雰囲気を併せ持つのが硫黄岳の魅力ではないかと思っています。
阿弥陀岳から見る硫黄岳。
おすすめコース
桜平・・(1'30)・・オーレン小屋・・(0'25)・・夏沢峠・・(1'00)・・硫黄岳・・(0'15)・・赤岩の頭・・(0'45)・・オーレン小屋・・(0'55)・・桜平
(コースタイム 4'50)
朝早い出発でしたら日帰りも可能です。ただ、山小屋にとまって天狗岳もいっしょに登ったり、赤岳と合わせて縦走するようなコースの方がより八ヶ岳を楽しんでいただけると思います。
登山プランはこちら
硫黄岳コース紹介
桜平~夏沢峠~硫黄岳~赤岩の頭のコースです。
オーレン小屋へと向かう樹林帯。川を渡る橋の上からはきれいなコケむす岩ときれいな沢を見ることができます。
オーレン小屋に着くと硫黄岳の姿が見えてきます。
夏沢峠からは爆裂火口の迫力ある壁を見ることができます。
森林限界を越えると一気に景色が広がります。
しばらく登ると硫黄岳の山頂が見えてきます。ハイマツ帯の緑の山肌がとてもきれいです。
山頂手前。あと少しです。
だだっ広い硫黄岳山頂。
横岳、赤岳、阿弥陀岳。この景色を見ると次は横岳や赤岳に登りたくなります!
爆裂火口を見おろす。
火口壁の端を進むとこのような景色を見ることができます。
赤岩の頭から見る硫黄岳。けっこう尖って見えます。ここから見ると山頂部があれだけ広いとは想像つきません。
赤岩の頭からは硫黄岳から赤岳に続く稜線がよくわかります。