入笠山(スノーシュー/雪山登山)
冬の入笠山の魅力
入笠山(1,955m)は八ヶ岳の近くにある標高2,000m近い山ですが、冬でもゴンドラを利用して山頂近くまでアプローチできるため、手軽に雪の山を楽しむことができます。
山頂駅でゴンドラを降りるとそこはもう雪がたっぷりの世界です。安全なコースですので、初心者の方でも雪山登山やスノーシューハイクを楽しむことができます。雪山を初めて体験してみたいという方にはおすすめのコースです。
グリーンシーズンには花が咲き誇り蝶が舞う入笠湿原ですが、冬は一面雪に覆われ真っ白な雪原となります。ひっそり静まりかえる湿原を歩くのもいつもと違った趣で楽しいものです。
また入笠山はなんといっても展望がすばらしい山です。八ヶ岳をはじめ富士山、南アルプス、金峰山など奥秩父の山塊、中央アルプス、北アルプスの山々が雪をまとって白くそびえ立つのを見渡すことができます。
おすすめコース
富士見パノラマリゾートゴンドラ山頂駅・・(0'20)・・入笠湿原・・(0'15)・・マナスル山荘・・(0'45)・・入笠山・・(0'35)・・マナスル山荘・・(0'15)
・・入笠湿原・・(0'20)・・ロープウェイ山頂駅
(コースタイム 2'30)
富士見パノラマリゾートのゴンドラを利用します。入笠山の登りでは少し急なところもありますが、それ以外は比較的ゆるやかな登り降りです。
速いペースで歩かれる方は大阿原湿原までいくことも可能です。
スノーシューでもアイゼンをつけての登山でもどちらもできるのが入笠山のよいところ。
12月はまだ雪は少し少なめですので、スノーシューは1月に入ってからがおすすめです。雪の上を歩くのに慣れた方はアイゼンなしでも登れます。ただ、急なところもありますので、体力を消耗させないという意味でアイゼンがあると安心です。
冬の入笠山コースの様子
ゴンドラ山頂駅横の入笠山登山道の入口。ここから歩き始めます。
歩き始めてすぐのあたりです。こんな雪の斜面の登ります。
すぐに入笠湿原にでます。夏のおもむきとは違って一面真っ白です。
湿原の木道も雪で埋まり雪原が広がります。こんなところをスノーシューで歩くのは楽しいですよ。
こんな広い雪の斜面もあります。この斜面でどうやって遊びますか?
入笠山への登り。樹林帯の中を登っていきます。
少し急なところもありますが楽しい登りです。
入笠山山頂直下。スノーシューの裏にはクランポン(金属製の爪)があるため、急な登りでもスリップが少なくなります。上の方まで登ると木もまばらとなり展望もよくなってきます。
入笠山山頂です。初夏から秋にかけにぎわう山頂も人はまばらです。八ヶ岳、南アルプスの眺めが見事です。富士山も見えます。
諏訪湖が見えています。凍結した湖の上に雪が積もり白く見えます。こんな風景が見られるのもこの時期ならではです。
車山と霧ヶ峰。
南アルプスの眺め。この日は雲がかかっていますが、甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳、鳳凰三山が見えます。もちろん天気がよければ富士山も!!
そして八ヶ岳。なだからな裾野が広がっています。