縞枯山~茶臼山(八ヶ岳)

縞枯山、茶臼山の魅力

縞枯山(2,403m)、茶臼山(2,384m)は北八ヶ岳に位置し、北八ヶ岳ロープウェイを利用したり麦草峠から入ることができるためアクセスが非常に便利です。
ロープウェイの山頂駅はすでに標高2230mです。縞枯山への標高差は200m弱ですので、体力に自信のない方にも挑戦しやすい山です。
また、標高2000mを超える麦草峠へ車で入ることができるため、マイカーを利用した日帰り登山が気軽に楽しめます。

この二つの山は頂上まで樹林帯に覆われています。森林限界を超えないため安全な山歩きができ、初心者の方に適した山といえます。山頂は木に囲まれているため展望よくありませんが、それぞれ展望台があり十分展望を楽しむことができます。

また、樹林帯の中の登山道のまわりには多くのコケが見られ、北八ヶ岳らしい雰囲気を堪能できます。また、シラビソ、オオシラビソの木々が立ち枯れたり、倒れたりすることにより、遠くから見ると縞状の模様となる縞枯れ現象が多く見られるのもこの山域の特徴です。コース中には縞枯れ現象の場所を通りますので、じっくり観察することもできます。

北横岳に比べると少し長いコースになりますが、縞枯山から茶臼山へはいったん下って登り返すなど少し縦走らしさも味わうことができるのではないでしょうか。

おすすめコース

①北八ヶ岳ロープウェイを起点にまわるコース

 

 ロープウェイ山頂駅・・(0'20)・・雨池峠・・(0'40)・・縞枯山・・(0'40)・・茶臼山・・(0'15)・・茶臼山・縞枯山の鞍部・・(0'25)・・五辻・・(0'40)・・ロープウェイ山頂駅
(コースタイム 3'00)

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②麦草峠を起点にまわるコース

 

麦草峠・・(1'10)・・茶臼山・・(0'40)・・縞枯山・・(0'30)・・雨池峠・・(0'20)・・ロープウェイ山頂駅・・(0'30)・・五辻・・(0'15)・・ 出会いの辻・・(0'35)・・大石峠・・(0'10)・・麦草峠
(コースタイム 4'10)

行きは茶臼山・縞枯山の稜線を歩き、帰りは山の中腹をぐるっとまわって戻ってくるコースです。

下の図は①のロープウェイ山頂駅を起点として縞枯山、茶臼山を登り五辻経由で戻るコースを主に説明しています。

縞枯山登山地図

縞枯山、茶臼山コース紹介

茶臼山の登り

麦草峠から茶臼山への登り。このような明るい樹林帯の登山道を登っていきます。

茶臼山展望台

茶臼山の山頂は木に囲まれ展望はありません。でも、少し離れた茶臼山展望台からはすばらしい展望が楽しめます。天狗岳や、南八ヶ岳方面の赤岳、阿弥陀岳から編笠山まで見渡すことができます。

コケ

コケが一面に広がる樹林帯の中を歩きます。癒されますよ!!

縞枯れ現象

立ち枯れた木が白く縞模様に見える縞枯れ現象。

縞枯れ現象2

縞枯山山頂付近。立ち枯れた木は近くで見るとこのようになっています。

草原

雨池峠からロープウェイ山頂駅に向かう登山道には、こんな草原が広がるところがあります。

坪庭

坪庭はこのような岩がごつごつした庭園風のところです。高山植物もたくさん見ることができるので、時間があれば遊歩道をぜひ一周したいものです。後に見えているのは縞枯山です。

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