高見石~白駒池(八ヶ岳雪山登山)
冬の高見石、白駒池の魅力
高見石稜線付近や高見石から白駒池に下る道は、シラビソを中心とした樹林帯です。この時期には木に雪がつき、冬の北八ヶ岳を代表する景観となります。
高見石への途中には賽ノ河原があります。夏は大きな岩がごろごろしていますが、冬は雪で大半が埋まり夏とは違った景観が楽しめます。
また、凍結した白駒池もこのコースのみどころです。高見石から森の中に白く浮かぶ白駒池を見たり、池畔から池を眺めたりするのはもちろん、池の上を歩くことができるのもこの時期の最大の魅力です。
おすすめコース
【1日目】
渋の湯・・(2'30)・・高見石・・(0'45)・・青苔荘
(コースタイム 3'15)
【2日目】
青苔荘・・(0'45)・・麦草峠・・(1'15)・・茶臼山・・(0'40)・・縞枯山・・(0'50)・・ロープウェイ山頂駅・・(ロープウェイ)・・ロープウェイ山麓駅
(コースタイム 3'30)
冬季はメルヘン街道(国道299号)が閉鎖となり、麦草峠や白駒池駐車場からのアクセスができなくなります。そのため、渋の湯から入るのが最短です。 白駒池付近では高見石小屋、青苔荘、麦草ヒュッテが冬季も営業しています。山小屋に泊って縦走すると、北八ヶ岳をめいっぱい楽しむことができます。
【注意点】
- 冬でも入山者が多いコースで、たいていはトレースがあります。ただし降雪直後にはトレースがないこともありますので、注意が必要です(特に降雪直後の平日)。
- 賽ノ河原はガスがかかったり、吹雪いている時には方向がわかりにくくなります。トレースのない時には地図・コンパスで方向を確認しながら進みましょう。
- 白駒池は11月中旬頃~GW頃まで凍結していますが、11~12月中旬ぐらい、3月下旬~4月は氷もやや薄めですので、上を歩く時は注意してください。
冬の高見石、白駒池コースの様子
渋の湯からしばらく登ると賽ノ河原です。景色が開けて気持ちのよいところですが、ガスがかかったり、風の強い日は注意してください。
振り返ると中央アルプスや御嶽山が見えます。
樹林帯に入ると木にたっぷりと雪がついた北八ヶ岳らしい景色が続きます。
高見石から見る白駒池。冬は森の中にぽっかりと白い部分が浮かんで見えるのがいいですね。
高見石から見る茶臼山方面の展望。
雪に埋もれる感じの青苔荘。
凍結した白駒池。
雪が降る白駒池。
雪原となった白駒の奥庭。
国道299号を横切ります。
大石峠。道標も雪に埋もれるぐらいになります。ご注意ください。