白駒池~高見石(八ヶ岳)
冬の白駒池・高見石はこちら白駒池~高見石の魅力
白駒池や周辺の山の特徴の一つは何といってもアクセスが容易なことです。メルヘン街道(国号299号)が麦草峠を通っていて、車(夏にはバスも出ています)で標高2,000mを超える登山口まで行くことができます。
登山者だけでなく観光客でもにぎわう白駒池ですが、白駒池から少し離れると静かな山歩きを楽しめます。高見石まで登ると、まわりの山々の展望を楽しむことができますし、森の中にぽっかり浮かぶような白駒池を見ることができます。
高見石や丸山は麦草峠や白駒池から比較的短時間で登ることができるので、登山初心者の方、八ヶ岳が初めての方、ご家族で自然を楽しみたい方に八ヶ岳を親しんでいただくのによい山域だと思います。
白駒池や高見石の周辺は、標高2,000m以上にある高山湖では国内最大といわれる白駒池をはじめ、神秘の森、林床にびっしりと広がるコケなど見どころがいっぱいです。特に白駒池の周辺は日本蘚苔類学会から「日本の貴重なコケの森」に選定されています。
本当にコケがきれいで癒される空間です。ぜひ、この空間を実際見ていただきたいなというのが私の想いです。
白駒池は紅葉の名所でもあります。秋にはドウダンツツジやダケカンバ、カエデ類などが赤、黄に染まり、見事な紅葉を楽しむことができます。
おすすめコース
①白駒池から高見石まで登るコース
白駒池駐車場・・(0'15)・・白駒池・・(1'00)・・高見石小屋・・(0'40)・・白駒池・・(0'10)・・白駒池駐車場
(コースタイム 2'05)
白駒池を見た後に、もう少し周辺を歩いてみたいなぁという方におすすめです。時間に余裕がある場合や天気がいい日にはぜひ稜線まで登ってみてください。ただし、雨の降った後などは滑りやすいので注意が必要です。
時間があれば白駒池を一周してみてください。池のまわりには遊歩道があり、30~40分で散策することができます。
②麦草峠をベースに高見石、白駒池をぐるっとまわるコース
麦草峠・・(1'00)・・丸山・・(0'15)・・高見石小屋・・(0'40)・・白駒池・・(0'30)・・麦草峠
(コースタイム 2'25)
丸山や高見石に登ったり、白駒池を見たり、坪庭風の場所があったりと変化に富み、ぐるっとまわって戻ってくるので、初心者向きの短めのコースでありながら充実感が感じられると思います。白駒池駐車場を拠点にして同じように一周することもできます。
白駒池、高見石周辺の様子
麦草峠から丸山への登り。いい雰囲気の登山道を登っていきます。
コケがびっしりです。
丸山から高見石小屋への下り。木に囲まれた気持ちのよいところです。
高見石小屋の裏手には高見石という岩山があり展望は抜群です。写真は高見石から見た白駒池です。森の中にひっそり存在している感じです。
静かなたたずまいの白駒池。
白駒池から麦草峠への途中には、「白駒の奥庭」と呼ばれる庭園風の場所があります。